永久なる暗号化

 いつかはきっとやるだろうなあ、と思っていた事が現実となりました。
先日、少々の訳ありでOSを再インストールする事にしたのです。毎度の事ながら面倒な作業なのですが、私は基本的にシステムディスクにはほとんどデータを入れない人間なのでバックアップする必要のある物も余りなく作業はすぐに終わったのです。ここで、バックアップを取る必要のある物がたくさんあったりすればきっと気付いた事だろうな、と思うのです。何をかと言うと、Windows XP Proの機能にある暗号化を施したファイル達をそのままにしてしまった事をです。

 私は学生ですし、アマゾン以外のNETSHOPを利用する事もNETBANKを利用する事もないので正直暗号化する必要のあるファイルなどという物は皆無に等しいのです。それでも暗号化した理由はとても簡単で単なる興味です。どんな感じなのかな、というただそれだけの理由です。
やはり好奇心によって人類は栄えましたが、同時に好奇心によって人は破滅するのだな、と思いましたよ。
暗号化した時はOSの再インストールをする事など思ってもいませんでしたから、もちろん証明書なんてエクスポートしていませんし。(証明書という物をエクスポートして保存しておけば別のPCでも暗号を復元できるのです)

 要するに現状で復元は絶望的でお手上げだという事です。他人に見られない様に暗号化する訳ですから、今の状態で復元出来る様では暗号の意味をなさないので、当然と言えば当然の結果です。それでもやはり、今回だけは、私だけはと思いつつgoogleを頼ってNETの海を漂ってしまいました。まあ、絶対不可能ではないでしょうけれど、私の技術では無理だろうなという結論に達した次第であります。

 ちなみに被害ファイルとしましてはほとんどがデジカメの画像ファイルでありました。よりによって私のPCの中で一番復元度が低い物達です。音楽データ類でしたら、面倒ではありますが再エンコードすればいいだけですが、写真は同じ物は出来ないから価値があると言うのに。ああ、神戸・京都・高知・松山・高松・仙台・静岡・新潟・日光・・・思い出の写真達が存在だけの代物になってしまいました。これなら普通にHDがクラッシュした方が諦めがつきますし、責任も転嫁できるってものです。

 ここまで、ダラダラ愚痴ってきましたが、結局被害としてはその程度なのですから、悩みの根としては相当浅い物ではありますな。むきー。