資源に恵まれていない国と言われる日本において、水は無自覚に近い感覚で接している数少ない資源だと思います。
ただ一昔前と違って、日本人一般には『水をキレイにしよう』とか『水を大切にしよう』とか言う感覚はしっかりと養われていると私は思います。
しかし、実際に『水』という資源がどの程度あるのか、生物としてどれだけ必要なのか、ペットボトルで水が売られている意味、などを考えている人は私を含め、それ程多くはないでしょう。

 地球は水の惑星と呼ばれていますが、『人類が利用できる淡水は地球の総水量の0.5%にも満たない』(「水」戦争の世紀 : 著 モード バーロウ ・ トニー クラーク)と言う事を聞いて安心していられる人はいないでしょう。
そして、このニュースです。

リサイクル下水、飲むしかない…干ばつ豪、08年から

 人間は石油の為に戦争をしています。確かに石油は人間の現在の生活の為には、なくてはならないものになってしまいましたが、生存の為に必要なものではありません。人間が石油を本格的に利用し始めてから、たかだか200年です。しかし、水は人間が人間になる前から必要として来たものです。そして、これからも全ての生物の生存の為に必要なものです。

 人間は既に、『水をキレイにしよう』とか『水を大切にしよう』とか言う感覚、それよりもさらに一段階上の認識を持って水に接っしなければいけない時代になっているのでしょう。

 『水問題』を丁寧に解説している一冊です。私も以前に読みましたが、今一度読み返してみようと思います。興味のある方は是非読まれる事をお勧めしますよ。

 オーストラリア・環境問題関連でニュースをもう一つ。

<温暖化>豪グレートバリアリーフ死滅の可能性…専門家予測

 私の生きる時代は大きな問題を余りにもたくさん背負っていると感じずにはいられません。

 取りあえず、明日の朝浴びるシャワーの無駄をなるべく減らそうと思います。