『悩んだときに元気が出るスヌーピー』読了

 最近は本を読む気がしなかったのですが、彼女さんの部屋にあったので読んでみました。

 僕は結構大きくなるまで、この漫画のタイトルが『ピーナッツ』ではなく『スヌーピー』だと思っていました。それ程に自分の中では『スヌーピー』の存在感が大きかったのですが、それは同時にメインキャラクターは知っていても、実際にその漫画を読んだ事は多くなかったと言う事だったのです。

 そんな僕なので、この『香山リカ』氏による選集の登場人物紹介ページでもメインキャラクターである『スヌーピー』、『チャーリー・ブラウン』、『ルーシー』、『サリー』、『ウッドストック』くらいしかわかりませんでした。

 しかし、そんな事は全く問題になりませんでした。さすがは50年も続いた名作、と言うべきでしょうか。読み始めれば、何も心配する事なくキャラクター達が動き始めてくれました。

 この新書は選集ですので、僕は正直物足りなく感じてしまいました。ただ、この本は『悩んだとき』に手に取る本だと本自身が言っていますので、これでちょうど良いのだと思います。

 選者の『香山リカ』氏が書く様に『ピーナッツ』のキャラクターたちは「励ましや癒しは与えてくれない」のです。しかし、悩みの多い毎日を過ごす人には、いつもそこにいてくれる事が何よりも重要なのだと思います。

 それは、僕にはいつも寄り添ってくれる愛犬と同じ様に感じられました。きっとまだまだ続く僕の長い人生、愛犬だけに頼るのは可哀想なので、仲間を増やそうと思います。

 そういう訳で、コンプリート本を買う事に決めました。仲間はたくさんいた方が良いですものねえ。