何となくドラえもんのワンカット25

 のび太のママにはしっかりとした良識と常識がありましたね。僕自身は財布を拾った事がないのですが、きっと僕も(残念ながら?)届け出るでしょうねえ・・・。

$逃避ブログ-のび太ママ1
(カネバチはよく働く 小学五年生1975年3月号より)
 これはドブさらいをさせられたのび太が百円を見付けた事に味をしめ、日本中の落ちているお金を集めようとドラえもんに『カネバチ』を借りたお話の1コマです。

 ちなみに、『カネバチはよく働く』は下の大全集に収録されています。

 それにしてもこの『カネバチ』と言う道具は未来の世界で何を想定されて作られた道具なのかサッパリわかりません。(それを言っては御終いです)

 しかしこのお話でのび太

「人目につかない場所でねむってる金は、日本中さがせば、たいへんな金額になるだろう。それを集めて、ふたたび世の中に出すことは、日本のためにすごく役立つことだと思うんだ。」
と言う通り、日本中で死蔵されているお金を再び世の中に出すことは間違いなく日本の役に立ちますよね。ドブに落ちているお金もタンスの中でずっと眠っているお金も価値は変わらないのです。

 ところで、僕が今まで拾った落し物で一番高価だった物は数年前に拾ったiPodだったのですけれども、アレは持ち主にちゃんと戻ったのでしょうかね。落し物を届けた時の手続きは結構面倒だったのを覚えています。

 iPodの中に入っていた曲からも、iPodにしてあったデコレーションからも持ち主はきっと女子高生だったと思うのですが、ドラマ的な展開はありませんでしたね。残念でした。

 さて、落し物を目にする機会は電車内が一番多いですかね。特に僕は終点から一つ前の駅に住んでいるので、終電近くの電車には落し物(忘れ物)を多く目にします。しかし不思議な事に誰もそれを盗もうとはしません。

 この辺りは日本人の素晴らしい所だと思うのですが、これはきっとこのドラえもんのお話の様な小さい頃からの教育の結果なのでしょうねえ。