何となくドラえもんのワンカット32

 しずかちゃん、いい顔してます。他人の家のテーブルの上でみかんを落として、口をとがらせながらヒョコヒョコと動くなんて、せっかくの清純派ヒロインが台無しですよね。

$逃避ブログ-しずかちゃん3
(ヨンダラ首わ 小学二年生1973年3月号より)
 これはドラえもんの『ヨンダラ首わ』と言う、付けた人や動物の名前を呼ぶと、自動的に呼び寄せる事が出来る道具についてのお話の1コマです。

 ちなみに、『ヨンダラ首わ』は下の大全集に収録されています。

 このお話では『ヨンダラ首わ』は飼い犬が勝手に外に出てしまって困っているしずかちゃんへの誕生日プレゼントとして飼い犬に付けた物だったのですが、それをスネ夫が取った所からおかしくなってしまいます。

 それにしても、しずかちゃんの飼い犬がしていた『ヨンダラ首わ』を取り上げて「高かったんだよ」としずかちゃんにプレゼント出来るスネ夫にはさすがだと言うしかありません。

 残念な事に(?)僕にはその手の器用さはないので、スネ夫が羨ましくもありますね。最近、彼女さんにも「大人なんだから少しは要領よく生きろ」と叱られるのを思い出してしまいました。

 ところで、しずかちゃんはこのお話の中で「ぺろ、ぺろ」と連呼していますけれども、随分時代を先取りしていましたね。と言うのは嘘です。もちろん単に飼い犬の名前がペロだっただけです。

 ちなみにこのペロ、このお話では子犬の様ですが、他のお話では成犬で、死んでしまう、と言うお話もあったり・・・。個人的にはそちらもなかなか好きなお話だったりします。