何となくドラえもんのワンカット34

 そんな事知らんがな、ですよね。この道具は他にも色々な機能が付いた三輪車なのですけれども、『目覚まし』と『鉛筆削り』はその中でも特に必要のなさそうな機能です。

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(四次元サイクリング 小学三年生1973年5月号より)
 ちなみにこれは、自転車に乗れずサイクリングに誘ってもらえなかったのび太が、ドラえもんにこの三輪車を借りてみんなを追いかけると言うお話の1コマです。

 ちなみに、『四次元サイクリング』は下の大全集に収録されています。

 この三輪車を見ていたら、子供の頃に鉛筆削りの付いた筆箱が流行った事を思い出しました。今はどうだか知りませんけれども、僕が小学校低学年の頃は色々な筆箱の流行があった様に思います。

 その中に、筆箱の端に鉛筆削りが付いた筆箱がありました。良く良く考えれば全く必要のない機能だと思うのですけれども、クラスの大半が持っていた様な記憶があります(僕は持っていない側の人間でした)。

 もちろん、その筆箱の鉛筆削りは飾りで、使っている子がいた様な記憶はありません(そもそも教室に自動の鉛筆削りがありました)。でも、まあ流行りなんてそんなものですよね。

 ところでこの三輪車、もっと凄い機能として四次元空間を移動する事が出来ます。また、変速する事で一漕ぎ100メートルと言うスピードからジェット機並のスピードまでも出す事が出来たり、匂いで人を追跡する事も出来ます。

 そんなハイテク(?)過ぎる三輪車なのに、鉛筆削りが付いていると言う良くわからない感覚が良いですよね。今で言う携帯電話での絶対使わなそうな機能に通じる物がある様な気がします。

 さて、散々色々と書いておきながら、実は僕自身は要らない機能は肯定派です。要るか要らないかは問題ではないのです。機能が付いている事に意義があるのです。ジオングにも足があるなら付けて欲しいな、と思ってしまう様な人間なのです。