映画感想文『クワイエットルームにようこそ』を書いた

映画感想文『クワイエットルームにようこそ』を書きました。
 ・クワイエットルームにようこそ − 映画の消化器官

いやはや、またしても随分と時間がかかってしまいました。文章的にはほぼ書き終わっていたのですが、突然の嵐の前にストップしてしまいました。ホント、更新が一定しません。まあ、それはともかく『クワイエットルームにようこそ』です。


感想文に書きましたが、内田有紀に尽きます。本当に凄まじい演技でした。彼女の演技を観るだけでも価値がある作品かと思います。やはり女性は離婚という試練があると大きくなるのでしょうか。昔から『女遊びは芸の肥やし』と言う事がありますが、女性にとっては結婚よりも離婚が大きな試練でしょうからスケールが大きくなるのかも知れませんね(女優業以外では色々と弊害がありそうですけど)。そして彼女の脱いだ後ろ姿は30代とは思えませんでした。何となく女性は段々と母性を帯びた美しさが増えてくると思うのですが、まるで10代の女性の様な後ろ姿でしたね。今後も楽しみです。


感想文では触れませんでしたが私自身が入院した事はないものの、かなりの頻度で神経科病棟にお見舞いに行っていた時期があります。そこは閉鎖病棟と言う訳ではありませんでしたが、やはり一般病棟とは全く異質の空気が流れていたのを覚えています。どこの病棟にも談話室みたいなものがありますが、そこの談話室の違和感はここに書く事も躊躇われる様な事が多かったです。


その当時は自分自身も脳のちょっとした化学物質のバランスで神経科病棟にお世話になる可能性があるのだ、と考えて恐怖したのを覚えています。肉体的にも精神的にも自分の自我の成立はかなり微妙な化学物質の反応のバランスに寄っていると思うと、自分もいつかはココにお世話になるのかも知れないと本気で考えていました。もちろん今もその考えは変わっていませんが、変わったのは「もしそうだとしてもそれは仕方ないな」と思える事ですね。


ちなみにそのお見舞いに行っていた神経科病棟の鍵が付く『クワイエットルーム』に相当する部屋にも入ったことがありますが、作品に登場する部屋よりもかなり小さかったですね。格子の付いた小さな窓があった以外は何もないベット一つとトイレの付いた部屋でした。所謂普通の人はあの部屋に1週間閉じ込められたら、どこかおかしくなると思います。私は正気を保っていられる自信がありませんね。


ところで、横からチラ見していた彼女さんが『平岩紙』を指して『夏帆?』と聞いてきたのですが、似てますかね? と思って画像検索したら結構モヤっと似てるのかも知れません。全国の『夏帆』ファンには怒られそうですけれども・・・。