旅程回顧 −3日目?−

carp.JPG 午前8時起床。予定通り。寝覚めは普通だ。起きると早く部屋を出たくなる。
 前日にレンタサイクルがある事に気付いていたので、高松うどん行脚は自転車の旅に決定。早速、駅のコインロッカーに荷物を放り込み自転車をレンタル。
高松駅前は地下に随分と大きな駐輪場があり、そこでレンタサイクルもやっている。首都圏の駐輪場も少しは頭を使った方がいいのではないか、と苦言を呈したくなる。簡単な手続きでレンタル開始。一日100円(記憶が正しければ)はおいしい。

 行動開始、10分で一軒目のうどん屋へ。『るるぶ』にも載っていた有名店らしい。ウメイ。流石うどんの国だ。ただ、セルフの仕組みがいまいち飲み込めない。腹が減っていたので天麩羅も食べてしまう。失敗。今日はうどんだけを食べる予定だったのだ。
 意外と腹が膨れてしまったので、少し遠くのうどん屋へ。と、なんだか雨がパラつき始める。嫌な予感だ。
二軒目は製麺系の店へ。有名なのか?地元のおばさんみたいな人までもが並んでいる。しかも、麺をテイクアウトしている。これは期待大。食す。旨い。旨い。ただただ、旨い。これは本当にうどんか?私は今まで騙されて生きてきたのか。かなりの衝撃を受ける。腹が膨れていた事などものともせず食った。まだまだいける。が、これを上回るうどんがあるかもしれないと思うと食べる事が出来ない。無念。
 この後、数件回るも二軒目の製麺系の店を上回るうどんには出会わず。腹の調子を整える為に栗林公園へ。高松はうどんの事しか考えていなかったのでこの公園が何なのか把握出来ていない。とりあえず運動の為に園内を一周する。時期を選べば綺麗だろうなあ、と無意味な感想を思い鯉を眺める。
 腹も整い次なるうどんを目指そうと、栗林公園を出ようとした瞬間から猛烈な雨に見舞われる。びしょ濡れ。このまま高松駅まで戻ろうかとも思ったが、それでは敗北である。負け戦だとしても最後にもう一軒寄らねば。

 ほとんど意地である有名店へ。半熟ゆで卵天麩羅を食べたいという気持ちだけで到着。が、なんとない!絶望的な気持ちでとりあえずうどんだけでも食べなくてはと思い並ぶ。すると、神は私を見捨てなかった!私の目の前で卵が並びなんとか確保。ただ、後ろは二度と振り向けなかった。
うどん自体は普通の旨さであったが卵は流石に旨い!この旨さにも感激した。

 膨れた腹を抱えつつ、びしょ濡れで高松駅へ帰還。ちょうど電車が来た所だったので慌てて乗り込む。腹が痛い。

 ちなみに写真は『栗林公園』の元気の良い鯉達であります。