CD感想雑文 no.23

OVER THE MOUNTAIN : 馬場俊英
OVER THE MOUNTAIN 今回は馬場氏の3作目になるアルバムでありますな。このアルバムと合わせて前後編的な作りになっていて、この作品はその後編に当たります。この作品でまず一番に目を引くのは、馬場氏の髪型でしょうか。今見ると、現在の髪型を見慣れているせいか髪形と顔が分離してしまって何だか違和感がありますな。(フォローしておきますとこの当時、生馬場氏を見た私はまだ中学生か高校生でしたが、滅茶苦茶、格好良かったという印象が残っています)

 私的なおすすめを挙げておきますと、
tra2.汗(ミチ改め) 〜あの事件(ヤマ)超えて
tra8.ロードショーのあのメロディ
tra9.どんなときだって幸せをさがしていた(Single Version)
 ですかね。
『汗』を『ミチ』と読める人はなかなかいませんよね。私は当時このタイトルに物凄く驚かされ、格好良い人だなあ、と思ったのでありますよ。
『ロードショーのあのメロディ』は本当に泣ける歌です。高校時代を思い出しながらこの歌を聴くと結構キますね。大人になった人に是非是非聴いて欲しい歌でもあります。
『どんなときだって幸せをさがしていた』はtra3.にもEarly Dawn Versionとして入っているのですけれども、やはり私はこちらのシングル版が好きですな。

 前作の半年後に後編として出された作品ですので、作風としてはほとんど前作を引き継いでいます。1作目と違って、現在の馬場氏の音楽が好きな人の大半がほとんど違和感なく聴ける音楽ではないでしょうか。今でも、『ロードショーのあのメロディ』や2作目の『センチメンタルシティ・マラソン』はよくライブなどで歌われているみたいですし、この2作はお揃いで買うのが吉ですよ。嬉しい事にメジャー復帰した事で再販もされているそうですしね。