破壊神降臨

 またしても親父様がプリンタを壊してくれました。つい一週間前まで私が使っていたCanonのBj S330と言う下手をすると化石レベルの機種なのですけれども、テキスト印刷であれば何も問題のない代物でした。(印刷する時の騒音は酷かったですけれどもねえ)もちろん、親父様が私以上にプリンタを使う機会などあるはずもなく、「欲しい」(無意味なプリントをする為だけに)と言っていたので新しく買うのも勿体ないですから譲渡したのです。発売が5年以上前の機種ですので、それを後2年も3年も使えとは言いませんけれども、さすがに1週間は有り得ません。私が直前まで使ってきたのですから、それ程簡単に(機械の寿命として)壊れるはずがないのです。

 親父様がプリンタを簡単に壊してくれた事は今回が初めてではありません。前回はなかなか高級な(その当時はまだ珍しい)複合プリンタでした。使いもしないスキャン機能が欲しくて複合機にしたのですけれども、案の定スキャンどころかプリントですら年賀状を一年分刷っただけで壊してくれました。本当は修理をしてでも使った方が良いのですけれども、プリンタのおかしなビジネスモデルのお陰で修理など出来るはずもなく、壊れれば廃棄せざるを得ないのです。(私が金持ちならば、意地でも修理して使うでしょう)

 今回のプリンタの故障はおそらく給紙回りのギア(?)だと思います。一応、分解をして修理を試みてはみたのですけれども、お手上げでした。給紙が出来る様にはなったのですけれども、有り得ないズレが出てしまうのです。お金もなく、技術もなければ、相手の都合によるビジネスモデルに乗るしかありません。悲しい事です。

 それ以上に悲しいのは、親父様が「壊れたら、プリンタは安いから買えば良い」と思っている節が感じられてしまう事です。