『機動戦士ガンダム THE ORIGIN21』読了

 読了と言っても漫画な訳ですが。しかもガンダムですが。

 ところで、発売日が7月26日とかだった気がするのですが、いつの間にやら自室にAmazon箱が置かれていたのでした。

 最近、街の本屋さんに行かないので実際の発売日がどうだかは知らないですけれども、Amazonさんのフライングでしょうか。別にどちらでも構いませんけれどもね。

 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』もいよいよ大詰めですね。21巻で戦場はとうとう『ア・バオア・クー』に移りました。

 この21巻において、ガンダム史、いやアニメ史上においても名場面の上位に挙げられるであろう場面が出てきます。

 一つ目は『ギレン・ザビ』の演説。ガンダムを知らない人であっても聞いた事があるかも知れない、と言う程に有名な場面ですね。そう、「敢えて言おう!カスであると!」と言う場面です。

 二つ目は『アムロ・レイ』と『ララァ・スン』がわかり合い、そして別れなければならなかった場面です。

 どちらの場面も僕がアニメを観た事があるからと言う事が影響しているかも知れませんが、この『THE ORIGIN』においても非常にドラマチックな場面として描かれていたと思います。

 アニメと大きく違う点を挙げるとすると、『セイラ・マス』が乗る機体が『コア・ブースター』ではなくなっている点です。それなので、必然的にアムロララァ、シャアの戦いの場面も自ずと変わっています。

 また巻末の『特別企画』でも触れられている、連邦・ジオン双方のア・バオア・クー戦における背景も描かれていて、物語としての深さが増していると思います。

 さてさて、アニメはア・バオア・クーの戦いで終わりますが、THE ORIGINではどうなるのでしょうか。今から次巻が楽しみです。