日本の電子出版

【山田祥平のRe:config.sys】人はどこでだって本を読む (PC Watch)
私自身はもちろん、全ての本が電子図書に置き換わるとは思っていませんが、果たしてどの程度、またどの分野の本が早く電子化されていくのでしょうか。
最近良く思うのは、日本の文庫本は価格も安く、紙の品質が良い物がほとんどなので、置き換わり難いのかも知れないと言う事ですかね。海外のペーパーバックは紙質もイマイチですから手元に残しておきたい、という欲求が湧き難いです。日本の文庫本であれば、十分にその欲求が満たされるレベルになってしまっていると思うのです。
その点が意外と日本では本の電子化がスムーズに進まないのではないか、と思う理由だったりします。先日の小飼弾氏の記事にもありましたが、日本は文庫・新書など本の種類、量ともに他国とは比べ物にならないと思います。その種類、量を現在の電子化のスピードでカバー出来るかと考えるとかなり疑問なのですよね。それと、他国よりも読書信仰が強い国だとも思います。意外と一番のしがらみはユーザー側にあるのではないかなあ、とか思ってます。