何となくドラえもんのワンカット16

 好きになった子にこんな事を言われた日には、ドラえもんじゃなくてもそりゃあ、こんな顔になりますよ。酷い話もあったもんです。泣きたくもなります。

$逃避ブログ-ドラえもん2
(すてきなミイちゃん 小学三年生1973年2月号より)
 これはドラえもんがおもちゃのネコを好きになってしまい、色々と苦労の末におもちゃを手に入れてロボット化したお話の結末の1コマです。

 ちなみに、『すてきなミイちゃん』は下の大全集に収録されています。

 いやあ、これはショックでしょうねえ。このブログでも現代の人間界の綺麗な男の娘について書きましたが、今やドラえもんを笑えない時代になっている訳です。いや、本当に可能性としては有り得ますからね。

 先日、知人とこの手の話になった際に知人は「有り得ない」みたいな事を言っていましたが、僕にはその知人の想像力が足りな過ぎる、としか感じられませんでした。

 僕自身は体験もありませんし、身近にいないので良くわからないのですが、世の中には確実に心身の性の不一致を感じている方がいる訳です。そういった方を許容して行く事が出来る世の中は個人的には素晴らしいと思いますが、許容していく先に何があるのか、と思うと複雑です。

 自身には性の不一致を感じないけれども、性の不一致を感じる人を好きになる方はいるでしょう。お互いが認め合えれば、生殖以外はそれで良い訳です(今は社会的ハードルがまだまだ高いですが)。

 そして、人工的に子供を作る技術も着々と進歩していて、同姓であってもどちらかの遺伝子を残す事は可能になってきている訳です。そうなってくると、障害はあまり大きくない様な気すらしてしまいます。

 この漫画の様に、『男同士だから結婚できない』と言う理論は10年後には破綻しているのかもしれませんね。ちなみに傷付いたドラえもんは最後の1コマでのび太

「泣くなよ!人生にはいろんなことがあるもんだ。」
と慰められていますが、僕は「泣いて良いよ。」と言ってあげたいです。泣いて忘れられるなら泣いた方が余程良いです。