何となくドラえもんのワンカット35

 実際にこれだけ朗らかな笑顔をした少年が、戦中の兵士にこんな台詞を吐いたらどんな事になったのでしょうねえ。このお話では兵士のおじさんが見事に大激怒してしまいました。

$逃避ブログ-のび太とドラえもん4
(ぞうとおじさん 小学三年生1973年8月号より)
 これはインドから帰ってきたのび太のおじさんが話したゾウのハナ夫のお話を聞いて、のび太ドラえもんがタイムマシンで過去に行くと言うお話の1コマです。

 ちなみに、『ぞうとおじさん』は下の大全集に収録されています。

 このお話は僕が小さい頃からよく読んでいた記憶があるお話です。もちろん、このお話以外も読んでいたと思うのですが、このお話はほんのり良いお話なので、非常に良く記憶に残っています。

 ところで、このお話が収録されている大全集第4巻は良いお話がたくさん詰まっているので、あまりドラえもんをしっかりと読んだ事がない方に是非お勧めしたいですね。

 さて、この『ぞうとおじさん』は『かわいそうなぞう』が元ネタになっているお話です。僕が子供の頃には学校で使われる事もなくなっていましたけれども、今はどうなのでしょうか。

 元ネタのお話は本当に悲しいお話だったと思いますが、このお話はドラえもんの力で夢のある仕上がりになっています。確かにリアリティはないのかも知れませんけれども、僕はこんな夢のあるお話の方が好きですね。

 ところで、このお話には『のび郎おじさん』と言う人物が出て来ますが、このお話以外で『のび郎おじさん』を見た覚えがありませんね。そして、のび太のパパも『のび郎おじさん』も戦中生まれ、と言う時代の流れに今更ながら衝撃を受けたりします。