何となくドラえもんのワンカット36

 いやあ、しずかちゃん、可愛い顔して残酷な台詞を吐きますねえ。僕が好きな子に泣きながらこんな事を言われたら相当凹みます。まあ泣きながら女の子がこんな事を言う時は、演技が多いと思いますけどね。

$逃避ブログ-しずかちゃん4
(はこ庭スキー場 小学三年生1974年2月号より)
 これは上の1コマのしずかちゃんの悩みである『スキーに行きたい』と言う「なんだそりゃ」な悩みにドラえもんを使って、のび太が株を上げるお話です。

 ちなみに、『はこ庭スキー場』は下の大全集に収録されています。

 普段は優等生キャラですが、しずかちゃんは時々残酷です(その点、出木杉クンはほぼ全てにおいて完璧超人です)。お話の冒頭でいきなり「どうせむだよ。あんたたちに話したって。」と暴言を吐き、無茶を言って、実現出来なそうだと見るや「ずるい!ずるい!うそつき。」と罵ります。

 さらに、はこ庭スキー場の中で(しずかちゃんはそこが箱庭である事を知りません)、のび太が「遭難するぞ。」と遠くに行くのを押し止めようとするのを、「かっこいい。」と訳のわからない台詞で振り切ってみたりもします。

 でも、最終的には「もう・・・・歩けない。のび太さんひとりで行って!」や「のび太さんてすごくたよりになるのよ。」といった台詞で元の清純派しずかちゃんに戻っていくのです。

 僕はどちらかと言うと、ドラえもん後期のしずかちゃんの様なタイプの女性が苦手です。周囲から『誰にでも優しい子』と言う女の子が苦手なのですよね。

 それよりはのび太に暴言を吐いたり、意地悪をしたりする様なドラえもん初期のしずかちゃんの方が、どちらかというと好きですねえ。

 ちなみに、冒頭の「どうせむだよ」と言う台詞は、近い事を僕も彼女さんにたびたび言われます。その度に凹むのですが、そう言われるのは嫌いじゃないのですよねえ。やっぱりMですか・・・。