日立がHDD事業をWDに売却
『HDDが安過ぎる・・・』と書いて10日程で日立がHDD事業をWD(Western Digital)に売却してしまいました。ちなみにその時、安過ぎると書いたのはWD製のHDDでしたね。
日立、HDD事業をWestern Digitalに売却 (ITmedia News)記事によると日立がIBMからHDD事業を買収した時は20.5億ドルで、今回は43億ドル(WDの株式込み)での売却だそうです。日立が上手く育てたから、この売却が成立したのだと思いますけれども、これはなかなか良い売却条件だったのではないでしょうか。むしろ、なぜこんなにも好条件だったのか不思議です。
僕など一部の人間を除いて、コンシューマーではHDDの必要性はほとんどなくなってきていて、SSDやクラウドに移行していくのは間違いない(現状も移行している)ので、速めに整理出来て日立とすれば良かったでしょうね。
さて、僕ら消費者としては今後の価格動向も気になる所ですが、HGST製のHDDは比較的人気が高かったので、HGST製のHDD価格は恐らく上昇するでしょうけれども、全体としては今まで通りの傾向でしょうね。
僕は今までHGST製のHDDを好んで使ってきた時期もありましたが、今くらい価格が落ちてきてしまうと、おかしくなってきたら新しい物に交換していった方が精神衛生上も良いので、メーカーにはこだわらなくなりました。
今回の買収によってWD製のHDD価格は今まで通り落ちていってくれると思いますので、僕にとっても嬉しいニュースになった様な気がします。
(追記 03.08 13:00)
日立の「変心」、米市場に驚き 世界IT再編の連想 (日本経済新聞)
日立株が昨年来高値更新、HDD事業売却による事業選択など評価 (プレジデントロイター)