輸入盤CD規制に関するシンポジウム

 5月4日に輸入盤CD規制に関するシンポジウムがあったそうです。私自身興味がありましたが、自分の知識を付ける方が優先順位が高いだろうと思い、参加せずに参加した人の意見・感想を読んでいるところです。(参加したところで会場に入れなかった可能性が大でありますし)
 180人定員のところに330人入ったそうで、関心を持っている人が多い事で少し安心をしました。私の周りにはそういった法案が参議院を通過したと言う事を知っている人が皆無だったからです。

 今回のシンポジウムの音声・レポート等を聞いて、見て自分なりに行動できる事を考えた結果、やはり周りの知らない人に『知ってもらう』事しかないのではないだろうか、と思いました。


 私は音楽が好きです。しかし、今なぜだかCDを買う気がしません。中学生の時、小遣いを全てCDに注ぎ込んで幸せだったあの時の気持ちは、残念ながらどんな素晴らしいアーティストの素晴らしい楽曲と出会えても蘇えりません。それはもしかすると、私が年を取り感性が鈍くなったからかもしれません。恐らくそれも少なからず関係しているでしょう。しかし、それだけだとは思えないのです。
 著作権を盾に消費者を犯罪者として扱うレコード業界。自分の音楽に責任の持てない音楽家。CDの名を騙ったCCCD。そして、今回の輸入盤CD規制の法案です。
 確かに、現代の音楽はビジネスを抜きにしては語れません。しかし、やはり音楽は音楽だと思います。金と数だけでしか語れない人達には音楽と言う言葉を使って欲しくないと思うのです。

 私は音楽が好きです。音楽なしの人生なんて考えられません。手遅れになってから嘆く事はしたくありません。今、自分に出来る事をしたいと思います。明日(と言っても5月6日は今日になってしまいましたが)早速、シンポジウムの音声mp3ファイルを音楽好きの友人達に配りたいと思います。
 それが今の私に出来る精一杯の事です。しかし、それが重要な事だと思います。


参考リンク
音楽配信メモ
The Trembling of a Leaf
「音楽メモ」さんのところからシンポジウムの音声をダウンロードできます。