旅程回顧 −５日目−
眠い目を擦りながらホテルを出る。小雨が降っていた。電車が止まらないか心配だ。ホテルを出る時に見たニュースによると四国各地でかなりの被害が出ているようだ。
駅で始発の特急の切符を買う。かなりの出費だが、今日中には帰らなければならない。金銭的にも日程的にもである。
駅員に「止まりませんかね？」と聞くと「そりゃわからん。」との返答。そりゃそうだ。とりあえず、多少止まっても良い様にと食料を買おう、と思ったのだが駅周辺には何もない。仕方がないので自販機のカロリーメイトで誤魔化す。
普通に高知発。即寝に入ってしまう。気付けば岡山。余りの呆気なさに気が抜ける。と同時に旅が終わったんだな、との思いがやってくる。
後は、ひたすら普通電車を乗り継ぎの帰り道。途中、宗教関係のお姉さんとお喋りしたり、東海道で乗っている電車が人身事故をおこしたりしつつもなんとか帰宅。あ、定期で降りてしまった。
