江ノ電沿線の旅7

enoden5.jpgenoden6.jpg 雨が降りそうな中、稲村ヶ崎へ向けて踏み切りを渡りながら歩いていくと、とうとう踏み切りの先は江ノ電と関係のなさそうな山の方へ向いている場所に行き着いてしましました。私達は一瞬、お互いを探り合う様な会話を交わした後、ため息をつきながら明らかに山へと坂道を登っていったのでありました。ちなみに左の写真は極楽寺の近くにある江ノ電の車庫(なのかな?)への道にあった立て看板であります。江ノ電は生活道を横切っているのでやはり立ち入り禁止の道や右の写真の様な行き止まりの看板がいたる所にありました。

 もう、何の為の道なのか分からない様な道を江ノ電沿線でもないので何の為に歩いているのかさえわからなくなってきつつも、それでも歩いていると坂の頂上で分かれ道となったのであります。後々に多大な影響を与えかねない選択肢の前に私達が迷っていると、そこに天の声が!
 「左に行けば海に行けるよ」
ああ、御爺さん。私は御爺さんが天国へ行ける様に祈っていますぞ。(昇天しろと言っている訳ではないので、悪しからず)

 御爺さんにお礼をしつつ、道を左へ。再び訳のわからない道を通りながらも見事に江ノ電沿線に回帰する事が出来ました。ちなみに、元々上り始めた道から戻った道までの推定距離30m。壮絶な徒労感に襲われたのは言うまでもありません。