湘南モノレール沿線ハイク5

syo-nan-mono5.jpg 写真は『目白山下駅』を過ぎて『江の島駅』へ向かう下り坂の途中であります。午後一時少し過ぎから歩き始めた湘南モノレール沿線も残り後僅かだという事が感じられる夕日であります。写真では判り難いと思いますが夕日の下に湘南の海が見えたりしています。
 実はこの写真を撮った所の手前にある『目白山下駅』の上に公園がありまして、そこを通り抜けられると思った私はリスとカラスとハトしかいない公園の中を30分近く彷徨っていたりしていたのです。挙句の果てに諦めて引き返した所で小さな男の子を連れた女性と遭遇し、物凄く気まずい思いをしたりしました。何せカラスを見るよりも冷たい目で見られた様な気がしましたからね。全く、日本は私の様な人間が歩き難い世の中になってしまいましたな。(責任転嫁)
 今回、湘南モノレールの沿線を歩いて思ったのは有り得ない程に歩道が少ない事です。確かに歩く事を楽しむのに適した土地ではないとは思いますけれど交通量がそれなりに多い道に歩道がないのは車さえ通る事が出来れば人間はどうでも良いと言う、車偏重の日本の縮図の様に感じられました。『目白山下駅』の上にある公園は写真の坂を上って人が来る事を想定していないのでしょうかね。何の為の公園なのか、と思ってしまいます。恐らく日本全国に同じ様な、或いはもっと酷い所がたくさんあるのでしょうな。

 『地域再生の経済学 : 神野直彦』や『快適都市空間をつくる : 青木仁』を読んだ後だったからかもしれませんが、日本の都市づくり・街づくりについて歩く事で考えさせられた湘南モノレール沿線ハイクでありました。