感想文2 アメリカの原理主義 : 河野 博子

先日の鴻巣への行き帰りで『アメリカの原理主義』(河野博子著)読了。アメリカにおける宗教右派と言われる勢力の思想とそれによるアメリカ政治における影響が非常にわかり易く書かれていた印象。文章も非常に読み易いが、内容は日本人にとっては衝撃的だ。その姿はステレオタイプに見せられているイスラム原理主義の思想と大差がないのかもしれない。恐ろしい事は、その勢力は世界で唯一の超大国の中枢を担い始めていると言う事だ。
俺は反ブッシュな人間だったが、意外と世界はブッシュの直感的な綱渡り能力によって救われているのかもしれないなあ、と思ってしまった。