まさに時は金なり

 別に小売業界にいる訳ではないですし、別にその業界に興味がある訳ではないのですけれども、何となく気になって読んでしまいました。

【「買う」と決める瞬間】1ドルの売り上げにかかる秒数 (ITmedia エンタープライズ)
【「買う」と決める瞬間】買い物客は店内滞在時間の80%を、無駄に過ごしていた (ITmedia エンタープライズ)
 確かに僕自身も急いでいる時に買う物は価格を全くといって良い程に気にしませんね。逆に『買う』事に時間がとれる時は、細かい情報まで見て買う事が多いです。だからコンビニが成功したんですねえ。

 それにしても記事にある『典型的な米国のスーパーの収益源を大きな順に並べたもの』と言うのは日本でも同じ様な感じなんでしょうかね。(以下、記事内の『典型的な米国のスーパーの収益源を大きな順に並べたもの』を引用)

  1. メーカーからの販売促進協賛金や棚代(商品を陳列してもらうためにメーカーが支払うもの)
  2. 売り上げ金の利息(銀行に預けた売り上げ金につく利息)
  3. 不動産(小売店が所有する土地や店舗の価値の上昇分)
  4. 売り上げによる利益(商品カテゴリーによっては高い利益率も期待可)
 これが日本にも当てはまるなら、店が客を第一に考えない対応をするのも頷けてしまいます。ただ、この形は店にとっても客にとっても不幸な形でしょう。やはり、健全な形は『売り上げによる利益』が第一位である事なのは間違いないです。

 それにしても記事の2ページ目にある『スチュー・レオナルドの経営方針』はなかなかに考えさせられます。