CD感想雑文 no.16

OZ : 100s

 久しぶりに最近の作品が登場です。中村一義の現在主に(というよりも唯一)活躍している場であるバンド100sのファーストアルバムにあたるこの作品。
まあ、100sのバンド名義をとってはいるけれども、中村一義の作品と考えても間違っていないとは思います。
彼の作品というのはどの作品も(ファーストから!)しっかりと構成されつくりこまれているなあ、と感じますね。
最初に中村一義名義の作品と考えても間違っていないと書きましたが、しかしバンドという形態をとった事は確実に音楽、そして中村一義自身に作用している様ではあります。

いや、しかし彼の作品は聴くと幸せになれますね。声のせいかな? とりあえず、お薦めを挙げてみましょうか。

track4. バーストレイン
track5.  ここが果てなら
track6. なのもとに
track9. Sonata
track16. 光は光
track17. いきるもの

うーん、ほぼ全曲になってしまいますね。特に中〜後半への流れが本当に素晴らしいと思います。
まあ、何はともあれこの作品は中村一義が音楽と100sというバンドを愛しているんだろうなあ、という事が溢れ出ている作品だと感じられます。
彼の作品は毎作音楽への愛が溢れていますが、近作は特にそう感じますね。こんなに愛されちゃ音楽も幸せですよ。それを聴く事が出来る私ももちろん幸せです。

や、今回はいつにも増して紹介になっていない気がしますが、この作品は聴いた事ないなら聴かなきゃ。これ聴かないで死んだらきっと成仏できないですよ。ホントに。